医師が転職をする場合、なるべくスムーズに前の病院を退職したいところ。
しかし、医師不足の現代では、引止めなどの理由により、辞めたくてもスムーズに辞めることができないケースもあるようです。
民間病院の退職しずらい現状
昨今の医師不足は、大学病院はもとより、一般病院となるとさらに深刻な状態です。
退職による医師の減少は、その病院の収益に大きく影響してしまいます。
ですから、あの手この手で様々な引き止め工作にあうことがあるようです。
例えば、例を挙げると、
「後任の医師が見つからないので、もう少し待ってくれないか」
「給与を上げるので、このまま残って欲しい・・・」
「勤務日数を減らすから残ってくれ」
このような言葉と共に、強引な引き止めが行なわれることも少なくないようです。
あるケースでは、退職を表明した医師が引止めのため事務長から頻繁に食事の誘いを受けることが増えて、結局退職を取り消すまでに至ってしまったと言う話も聞いたことがあります。
医師の退職には、こうした引きとめをかいくぐぐり、強い決意が必要な場合もあります。
特に大学医局から退局するのが容易に行かないということは少なくありません。
では、どうしたら上手に退職することができるのでしょうか?
医師がうまく退職するためのポイント
医師の退職については慎重に行動する必要があります。
できるだけ、しがらみを残さず、円満に転職を完了させたいですよね。
そこで、退職の意向を伝えるのは事務方ではなく、
理事長・院長といったトップ交渉で話しをまとめる事をお勧めします。
その際、トップに辞意表明するときには、
「この話はまだ誰にも話していません。事務方をはじめ、他の職員には内密にしてください」
と伝えておくのもひとつのポイントです。
また、退職を告げてから、退職までのタイミングが、あまりに急すぎると、やはり上司の理解は得づらく、引止めや責められる理由になります。
少なくとも、大体3ヶ月前くらいには退職の意志を伝えるようにしましょう。
やはり、まずは退職の意志を伝える手順を間違えないこと、そして慎重かつ計画的に進めて最後までしっかり職務をやり遂げることがポイントとなります。