医師の皆さんが転職を決意した理由や、その転職活動方法はさまざまですが、
新天地で気持ちよく仕事をスタートさせるためには、
現在の勤務先での円満な退職手続きと引継ぎが欠かせません。
ここでは、医師の退職手続きのポイントをご紹介します。
医師の退職手続きとポイント
円満な退職のためのポイントをまとめてみました。
◆ 退職の意思表示は直属上司もしくは人事責任者へ
あくまで退職の意思表示は直属上司もしくは人事責任者に対して行い、
同僚含め、周囲に対し内密に進めていくことが肝要です。
事前に噂で広まることは医療現場の士気を下げることにもなり、
また、退職手続きを円満に進められるかに多大な影響を与えます。
◆ 就職規則に従い、早めに退職意思を伝える
法律上は、退職の2週間前の意思表示でOKです。
ただ、病院や施設によっては、就業規則で退職届の提出期限を規定している場合があるため、確認が必要です。
勤務先の就業規則に従い、なるべく早めに退職を申し出ましょう。
退職の理由は、おおむね一身上の都合でかまいません。
◆ 引継ぎをスムーズにする
外来や病棟のローテーションに入っていたり、また主治医として長期療養患者を担当している場合等、各々の立場、役割があるかと思います。
院内に極力迷惑をかけないよう、引継ぎのスケジュールを組み、スムーズな引継ぎに向け、しっかりと準備することが円満退職のポイントです。
場合により、次の医師に対する引継書を作成することも想定されます。
◆ 退職時に返すもの
・ 健康保険証
・ 職員身分証・IDカード
・ 名札・名刺
・ 自分専用で使用してきたパソコンデータの整理・消去
・ 病医院施設の鍵、ロッカーの鍵、警備キー、駐車場のカードなどの鍵類
・ 病院より支給された携帯電話、PHS、ポケベルなどの通信機器
また、就業中にお世話になった方々に挨拶をして回ったり、
お礼状を出すことも出来れば行う様にしましょう。